医学部医学科の学生が心電図学習アプリ「みんなde心電図」をリリース

本学医学部医学科6年生の亀井燎馬さんが、心電図学習アプリ「みんなde心電図」をリリースしました。このアプリは日本不整脈心電学会が主催する「心電図検定」の受検対策にもなるものです。心電図検定とは、心電図に関する知識を広め医療の質の向上を目指して開始された医療系検定資格です

「みんなde心電図」は無料で提供され、学生、医師、看護師、技師、そして心電図に興味を有する一般市民まで、幅広いユーザーが対象となっています。アプリには既に500問以上の問題が収録されており、8分野に及び演習ができる「クイズモード」と、心電図の基本知識を学ぶことができる「徹底講義」という2つのモードが搭載されています。

心電図は医療従事者にとって必須のスキルでありながら、その判読は非常に難しいとされています。亀井さんは2年生の時に心電図について授業で学び、「心電図をみんなが読めるようになったらいいな」というシンプルな思いが芽生えました。

その後、亀井さんは心電図について学習し、初めて受検した心電図検定から連続で最高難易度の1級に合格し続けています。また、今年3月に神戸で開催された日本循環器学会学術集会での「心電図クイズ大会」にも出場し、成績優秀者賞を受賞されました。学習する過程で「こんなアプリがあったら良いのにな」と思っていたものを、「もう自分で作ってしまおう」と制作に取り掛かりました。

亀井さんは「リリースして間もないですが、多くの人に使ってもらっていることを嬉しく思っています。アプリの良いところは繰り返し学習ができる点です。医療従事者だけでなく、たくさんの人に使ってもらい心電図の面白さを知ってほしい。まずは次の検定試験までに現在の500問から1000問に増やすことを目標にしています」と今後の意気込みを語ってくれました。

心電図学習アプリ「みんなde心電図」

アプリはApple storeでダウンロードできます。

https://apps.apple.com/jp/app/id6504893737