FEATUREあなた+地域

🫶 TOGETHER WITH LOCALITIES 地域とのつながり

1928年の創立以来、地域の産業や医療に貢献する人材の育成に力を入れてきた本学では、地元の企業・団体や行政と一緒になって地域社会が直面する課題について考え、新しいアイデアを提案しながら地域を活性化する実践的な学びにも挑戦できます。

  • スポーツイベント運営サポート

    スポーツイベント運営サポート(福岡県 八女高等学校)田中 航大さん

    多様な考えを知る。意見に耳を傾ける。人と人とが共感しあう大切さを、あらためて実感!

    (福岡県 八女高等学校)田中 航大 さん

    私はゼミや授業を通して、久留米大学がさまざまな地域連携活動に積極的に取り組んでいることを知り、社会に出た時にこの経験がきっと役に立つと考え多くの活動に参加してきました。筑後市主催「ジュニアスポーツチャレンジ」では、子どもたちが楽しみながら体を動かせるようサポートを行いました。お手本を見せたりアドバイスをしたりするなかで、上達ぶりはもちろん、子どもなりにいろいろと考えていることがあると知り、頼もしく感じました。また、高齢者や障がいのある方とのスポーツイベントでは、イベント運営の補助をしながら一緒に楽しく運動を行いました。地域連携活動に参加することは、さまざまな年代と触れ合う機会になり、いろいろな立場の方の考えを学ぶ場になると感じます。それぞれの思いや意見に耳を傾けることでお互いの理解が深まることを実感しました。現在は、IT分野にも興味が広がっています。勉強も始めました。将来的にはITを活用して元々好きなスポーツ分野の発展に携わることができれば、と考えています。多くの世代に共感してもらえる技術やサービスを実現するには、多様な立場で物事を考えることが重要だということに気付くきっかけにもなりました。

  • グローカル・キャリア

    グローカル・キャリア(香川県 大手前丸亀高等学校)長谷部 伸さん

    地域の現状と課題に正面から向き合うことで、「自分にできること」を真剣に考えられました!

    (香川県 大手前丸亀高等学校)長谷部 伸 さん

    本学の「グローカル・キャリア」とは、地域の現状や課題に向き合い解決策を考えることで、地域目線を持ちながら世界で活躍できる人材に成長するためのカリキュラム。本来の目的はもちろん、私は香川県出身ということもあり、もっと福岡のことを知りたいと思い参加しました。「うきは市の人口減少」という課題に対して、「子どもたちのためにできることは何か」というテーマで取り組みました。小中学校やその周辺を視察したり、地域の方々にインタビューするなどして、子どもたちに将来のことを考えてもらう機会「夢教室」というアイデアに至りました。以前の私はグループワークで積極的に発言するタイプではありませんでしたが、地域課題を肌で感じてしっかりと考えられたことで「何とか解決したい」という思いも芽生え、率先して意見を出し、一生懸命アイデアも考えられたと思います。時にはグループ内で意見がぶつかることもありましたが、そういったプロセスがあったからこそ、より良い企画に練り上げられました。少子高齢化は社会全体で考えるべき課題ですが、解決のためのヒントは地域とのつながりの中にある。そんな気づきを、今回の経験をとおして得ることができました。

    企業の方々を迎え、ラーニングコモンズでグループごとにプレゼンテーションを行いました。
    企業の方々を迎え、ラーニングコモンズでグループごとにプレゼンテーションを行いました。
    自分たちの企画が伝わるように説明をしている時の様子。
    自分たちの企画が伝わるように説明をしている時の様子。
  • 絣(かすり)フェスタ

    絣(かすり)フェスタ(高等学校卒業程度認定試験合格)松藤 花華さん

    「絣(かすり)フェスタ 2022」への参加で学んだ、私たち大学生が地域のためにできること

    (高等学校卒業程度認定試験合格)松藤 花華 さん

    (熊本県 第二高等学校出身)森 美咲 さん

    私たちは、久留米絣にもともと関心があったことに加え、法学部で久留米絣をテーマに地域連携活動を企画・運営する科目を履修したことをきっかけに、久留米絣の魅力をより多くの人に伝えたいと思い地域連携活動に参加しました。この活動の中心は法学部の先輩たちが立ち上げた「絣(かすり)フェスタ」で、今年で9年目を迎えます。2018年からは学生実行委員会も組織され、活動内容がますます多様化しました。ファッションショーに参加したり、絣の魅力を発信するために新たに誕生した「絣藍ドル・あいくる」の活動にも挑戦したりしています。久留米絣に携わる地元企業や職人さんたちと一つになってイベントの成功を目指す中、企画から広報活動まで、私たち学生がアイディアを出す機会も多く、大学生として自分たちに何ができるのかを考え、自ら行動することの大切さを学ぶことができました。そして地域活性化や伝統工芸が直面している課題を解決していくためには「地域をもっと良くしたい」という熱い思いと「人と人、人と地域のつながり」が欠かせないということを体感しました。この活動を通して、精神的に成長でき、自分たちに自信が付き、社会に対する感性が磨かれたと感じます。これからもさまざまな活動に積極的に参加し、地域を盛り上げていきたいです。

    学内外のイベントでは、仲間と一緒に久留米絣ファッションショーのモデルも務めています。
    学内外のイベントでは、仲間と一緒に久留米絣ファッションショーのモデルも務めています。
    久留米絣の染料である藍を地元で育てるプロジェクトでは、ラジオ番組にも出演しました。
    久留米絣の染料である藍を地元で育てるプロジェクトでは、ラジオ番組にも出演しました。
  • 筑後川ブランド

    筑後川ブランド(福岡県 武蔵台高等学校)坂田 圭汰さん

    「もっと地域を盛り上げたい」と考える人たちと、一緒に地域の未来に貢献したいと思いました!

    (福岡県 武蔵台高等学校)坂田 圭汰 さん

    私は、筑後川・矢部川流域における地域ブランド形成の取り組み「筑後川ブランド」に学生スタッフの一員として関わりました。具体的には、筑後川ブランド認定品の一つ「エミュー肉みそ」のPR、学内の地域連携拠点「つながるめ」に期間限定でオープンしたカフェ「BasINK(ベイシンク)」の運営に携わりました。もともと「まちづくり」に興味を抱いていたことに加え、地域経済 のこれ からを考えるきっかけになれば、と思い参加しました。生産者や関係者の方々と直接お会いしてお話しする中で、自分自身も地域の人や暮らしを支え、想いを届ける活動に興味を持てるようになったことは大きな変化でした。また作業は時に深夜まで及ぶこともありましたが、簡単ではないプロジェクトに取り組んだからこそ、チームメンバー同士のコミュニケーションの大切さに気付き、自主的に動くことができるようになったと感じます。私たちの地域貢献活動の話を聞いて、応援してくださる方々にも出会いました。学内を飛び出して地域の中での活動に参加したことで、多くの方が地域を大切に想い活動をされていることを知りました。自分も将来的には地域を活性化する仕事に携わってみたいという思いが芽生えたことは私にとって大きな収穫です。

    「エミュー肉みそ」のPRをするにあたり、何度も意見交換し、仕上げていきました。
    「エミュー肉みそ」のPRをするにあたり、何度も意見交換し、仕上げていきました。
    筑後川ブランド大会で認定された「エミュー肉みそ」。コンセプトカフェ「BasINK」でも提供されました。
    筑後川ブランド大会で認定された「エミュー肉みそ」。コンセプトカフェ「BasINK」でも提供されました。

👨‍👩‍👧‍👦 LOCAL COOPERATION その他

地域や企業とつながり、
社会に貢献しながら学べる!

  • 児童虐待防止の啓発活動を実施

    児童虐待防止の啓発活動を実施

    人間健康学部総合子ども学科の学生が、児童虐待について学びを深める中で「自分たちにできることをやりたい!」と、児童虐待防止に関する「オレンジリボン運動」を始めました。高校生へのアンケート調査や駅での募金活動を行いました。

  • 医療機関の課題解決策を提案

    医療機関の課題解決策を提案

    文学部情報社会学科では、本学の文医融合の取り組みとして、医療センターと連携した「ほとめきプロジェクト実習演習」を行っています。学生が現場の課題をリサーチし、それを解決するための提案を行う実践的授業で、アイデアの多くが採用されています。

  • 高齢者向けストレッチング教室を開催

    高齢者向けストレッチング教室を開催

    人間健康学部スポーツ医科学科の学生が 、2021年秋に高齢者向けのストレッチング教室を開催しました。からだの柔軟性やバランス機能、姿勢の改善で転倒を防止し、健康寿命を延ばすことを目的に企画しました。

  • 世界遺産応援曲と映像を制作

    世界遺産応援曲と映像を制作

    文学部国際文化学科の楽曲・映像制作グループckgz(チクゴズ)は、世界文化遺産の宗像・沖ノ島と関連遺産群を若い世代にプロモーションする活動に取り組んでいます。現地調査の後、応援曲と映像を企画・構成。コーラスや演技にも挑戦しました。

  • ビジネスの知識とITを活用した教育活動

    ビジネスの知識とITを活用した教育活動

    商学部の学生有志が運営するボランティアサークルteam.csvは、ITを活用した地域での教育活動を行っています。経営者向けWebデザイン講座や小中学生向けプログラミング講座、高齢者向けLINE講座など、企画から教材作成、当日の講師まで学生が担当しています。

  • 中高生に思春期における性の健康教育

    中高生に思春期における性の健康教育

    今年活動26年目を迎える医学部看護学科のサークル「レピーフ」は、中高生を対象に、「性についての正しい知識」や「命の大切さ」について一緒に学び、考える「ピア・エデュケーション」を通して、思春期の性の問題に対する教育活動を行っています。

  • 新型コロナワクチン職域接種をサポート

    新型コロナワクチン職域接種をサポート

    医学部医学科の学生が、2021年夏に御井キャンパスにて行われた新型コロナワクチンの職域接種で、誘導や問診業務をサポートしました。本学の学生や教職員の他、久留米市内の大学等の希望者も接種対象として行いました。

  • 豪雨被害地域の災害復興を支援

    豪雨被害地域の災害復興を支援

    共通教育科目や法学部の授業で、豪雨被害地域の災害復興支援を行っています。被災地での支援活動やイベント・会議への参加、情報発信などを通して、被災者とともに被災地復興のためにできることを考え実行しています。学生独自でボランティアも行っています。

  • まちなかでアートイベントを演出

    まちなかでアートイベントを演出

    アートイベント「久留米まちなか美術館(主催:けやきとアートの散歩路、岩本洋一ゼミ)」で、経済学部文化経済学科の学生が、公園でのイベントを企画運営しています。廃材を用いたアート作品の展示や遊具、ワークショップなどサスティナブルな企画・演出になっています。

  • 学食を運営する一般財団法人とイベントを企画

    学食を運営する一般財団法人とイベントを企画

    キャリア教育科目「社会とキャリア」では、身近な課題と社会(行政)の課題について解決策を企画提案しています。昨年は学食を運営する一般財団法人と、新規利用者獲得と利用頻度向上を目指し、イベント企画やメニュー考案、PR活動などを行いました。