久留米大学 文学部
情報社会学科

Department of Information Sociology 答えのない「今」だからこそ、
社会をとらえる “探究”能力

入学定員
54名
学部学生数
男131名/女83名 ※2024年5月1日現在

AIの登場。そして情報がメディアの中で独り歩きする現代社会。しかし情報は、人に伝わり、役に立ち、人を幸せにするものでなければなりません。
— 人と人とを情報でつなぐ。—
そのための社会の探究力、情報活用能力を磨く学科。それが情報社会学科です。

🧑🏻‍🎓このような方を伸ばす学科です👩‍🎓

  • 人に情報を伝える仕事をしたい。
  • メディアに興味がある。
  • 将来図書館などで働きたい。
  • 地域の魅力を発信したい。
  • モノ・意味・行動のデザインに興味がある。
  • 社会の課題を探求したい。
  • SDGsを学びたい。
  • 小学校や中学校、高等学校などの先生になりたい。

FEATURES 情報社会学科の特色

  • 1

    社会の変化をリサーチし、人と人とを情報で結ぶ

  • 2

    SDGsなど現代社会の課題の解決をめざす探究型の体験的授業を多数導入。

  • 3

    スタジオなどを使って多様なメディアでの情報活用能力・表現力を育成。

取得可能な資格

  • 社会調査士
  • 上級情報処理士
  • 高等学校教諭一種(公民)
  • 中学校教諭一種(社会)
  • 小学校教諭一種・二種※1
  • 図書館司書
  • 学校図書館司書教諭出願資格
  • 博物館学芸員
  • 社会調査実務士
  • 社会福祉主事任用資格
  • 秘書実務士
  • サービス接遇実務士
  • 日本語教員養成課程修了証※2
  • ITパスポート・日商簿記等の取得支援
  1. 1 中学校・高等学校いずれかの教職課程を履修の上、教育連携を行う佛教大学通信教育課程にて所定の科目を修得することで取得できます(別途受講料が必要です)。なお、二種は2025年4月より取得できます。
  2. 2 登録日本語教員になるためには日本語教員試験を受験する必要があります。

就職先

  • (株)ヤクルト本社
  • 明和地所(株)
  • (株)不動産のデパートひろた
  • (株)岩田屋三越
  • (同)ユー・エス・ジェイ
  • 福岡酸素(株)
  • (株)ヤマダホールディングス
  • 司システム(株)
  • パナソニック システムソリューションズ ジャパン(株)
  • (株)カウテレビジョン
  • (株)ゼネラルアサヒ
  • 久留米情報システム(株)
  • 日本ハムマーケティング(株)
  • (株)宮崎銀行
  • 九州労働金庫
  • 日本年金機構
  • 福岡県庁
  • 佐賀県庁
  • 宇土市役所
  • 曽於市役所

Q&A

情報社会学科生
Yさん

  • 文学部にあるこの学科の特徴は?

    この学科では文系の表現力・探究力と理系的な技能を結びつけます。とくに「言葉」で人に伝える力を磨いてもらいます。この学科の学問基礎は社会学です。ニュースなど世の中の動きに関心を持ち、社会を探究する力を磨いてもらいます。そして年齢や職業、立場など異なる人たちを、社会のなかで、情報をつかってどのように結びつけていくかを考えます。

  • 卒業後の進路は?

    幅広い分野に就職するのがこの学科の特徴です。「自分と社会との接点」を探すことがこの学科の大きな目標。社会の動きを予測し、可能性が広がる進路を考えます。ただメディア系や情報系などに就職を考える学生が多い傾向があります。

👩アドミッションポリシー👨 (学生受入の方針)

情報社会学科では、・映像・活字・ICTなどのメディアによる情報活用に関心を持ち、社会のさまざまなフィールドに足を運んで事実に触れ、発見したことをさまざまなメディアで人に伝えることに喜びを感じる人を求めている。

方針の詳細

高等学校で、情報に関連する科目や現代社会、地理、歴史、政治経済などの社会科科目に関心を持ち、国語、英語などの基礎的な知識を身につけている人を求める。また特別活動や総合的な学習の時間などで、他のメンバーと協力して自主的に調べ、成果を発表したことがある人をとくに求めている。

入試においては、一定以上の基礎学力を前提とし、上記の観点を重視した選抜を行う。特に総合型選抜・学校推薦型選抜では、豊かな人間性、学ぶことへの意欲、および論理的思考やコミュニケーション力をもつ人を選抜する。また、前期一般選抜・前期・共通テスト併用型選抜・共通テスト利用選抜・後期一般選抜では、これらのことを基本に、一定以上の基礎学力を有する人を選抜する。

✏️ カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)

現代社会の動向把握と総合的な探究能力を磨くために、体系的なカリキュラムを用意する。このカリキュラムを通して、現代社会の主要な課題を理解し、情報活用技能を習得する。そして社会との接点を持ち、他者と協働して課題を探求し、表現する能力を磨く。

方針の詳細

1) 「基礎科目」
情報をあつめ分析し発信するための基礎的知識と基礎的技能を学ぶ科目を配置している。たとえば情報収集の方法を学ぶ科目として「社会調査法I・II」「情報検索」を配置している。基礎的なIT活用法を理解する科目として「基礎情報処理I・II」「情報科学」を配置している。また情報を集め分析し発信することを基礎的に体験する科目として「フィールドワーク基礎I・II」を配置している。

2)「応用科目」
さまざまなテーマに関して社会的関心を広げ、自分の研究テーマをみつけることのできるように選択履修できる科目を配置している。

3)「実習・演習科目」
与えられたテーマにもとづき、仲間と協働して、情報を集め分析し発信する実習演習をおこなう科目を配置している。たとえば少人数クラスに分かれて合同発表会を目指した調査実習をおこなう科目として「情報社会実習演習I・II」を配置している。さらに番組制作、雑誌書籍制作などのプロジェクト型学習をさらに選択して履修できるように「メディア実習演習A~D」「ほとめきプロジェクト実習演習」などの科目を配置している。

また自分で主体的に設定したテーマについて情報を集め分析し、論文という研究発表する必修科目「演習」「卒業論文」を配置する。

🎓 ディプロマポリシー(学位授与方針)

「現代社会の動向把握と課題解決をめざし、情報を集め分析し発信する総合的な探究能力を磨く」

方針の詳細
  • 【知識・理解】社会学
    1.現代社会の成り立ちと動向を理解するために、社会学を基礎とした多様な領域の理論・方法の知識を有している。
  • 【技能】情報活用
    2.ICTやメディア、対人技能など多様な情報活用方法を駆使し、情報を集め分析し発信することができる。
  • 【態度・志向性】社会との接点、協働
    3.自己の関心の幅を広げ、社会との接点を見つけ、人と協働していく姿勢を持っている。
  • 【応用】探究
    4.これまで学んだ知識・技能・態度を統合し、新たな知を創造し、総合的に課題を探究することができる。
  • 学士課程にあっては、所定の年限在学し、文学部および情報社会学科の教育理念に基づくカリキュラムにおいて以下の能力等を有し、所定の単位を修得した学生に学士号(社会学)を授与する。
  • 学士課程卒業にあたっては、情報を集め分析し発信するための上記の点に到達していることが求められる。

🏫 CURRICULUM 4年間の流れ

  • 1年次

    情報活用の基礎技能を学び、
    社会への関心を広げる

    基礎科目で、情報倫理、調査法の基礎を学びます。ICTコミュニケーションツールなどを利用して、グループワークやプレゼンテーションを体験します。

  • 2年次

    チームで社会を
    「探究」して情報発信する

    SDGs、観光、情報化社会など、あたえられた社会学的テーマを、グループに分かれて探究し、プレゼンテーションする実習演習が始まります。メディアスタジオを利用した番組制作をする授業、活字メディアを作る授業、地域での課題解決を目指すプロジェクト型の授業など、自分の興味関心で選びます。

  • 3年次

    将来に向けて、
    自分と社会との接点を見つける

    演習ではゼミに分かれて、卒業論文に向けて1人1人テーマを設定し、レポートを仕上げていきます。より専門的な調査法や情報活用の方法を学びます。また進路を考え、自分と社会との向き合い方を考えていきます。

  • 4年次

    卒業論文 社会をとらえ、
    自分の考えを言葉に

    自分のテーマで、調査・取材して卒業論文をまとめます。メディア論、ジェンダー論、若者の恋愛観、結婚観、仕事観など。AIと社会、ファッションや流行、情報化、地域社会の未来などの卒論などもあります。調べたことをもとに、最後に自分の考えを書き込みます。

PICK UP CURRICULUM

📚 活字メディア実習演習

現代社会の探究A~E

SDGsに関連して現代社会のテーマを掘り下げる短期型の科目(年間4つまで選択可)。「SDGs「農業 」 ・林業」「ジェンダーやセクシュアリティとメディア」「ドローンなどの無線技術の活用」など豊富なテーマが揃っています。

🗓 SAMPLE SCHEDULE 授業スケジュール例
[2023年度新しく開講した科目]

MON TUE WED THU FRI
1限9:00 - 10:30 - - - - -
2限10:45 - 12:15 - 地域社会実習演習 - - -
3限13:10 - 14:40 - アドバンスト・メディア講座 現代社会の探究 - -
4限14:55 - 16:25 - - メディア実習演習C - メディア実習演習B
5限16:40 - 18:10 メディア実習演習A - - - メディア実習演習D

この学科生のKさん朝倉東高等学校出身

朝倉東高等学校出身 Kさん

新しい授業は
発見がいっぱい!

この学科のキャンパスライフ

👩‍🏫 授業のPOINT解説

  • メディア実習演習A
    メディアスタジオから取材した内容を発信する授業。テーマや講師などが選べます。
  • 地域社会実習演習
    地域社会が抱えるさまざま問題解決を考える授業です。
  • アドバンスト・メディア講座
    新聞社、テレビ局と連携し、メディアの最前線を少人数の演習形式で学びます(法学部科目を受講)。
  • メディア実習演習C
    インタビューなどを活字メディアとして文章で表現する授業です。

答えのない「今」だからこそ、
社会をとらえる “探究”能力を

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