📮KURUME LETTER

看護学科の学生が矢部清流学園の生徒と「ピア・エデュケーション」
🙌課外活動

看護学科の学生が矢部清流学園の生徒と「ピア・エデュケーション」

医学部看護学科サークル「レピーフ(Lepeef​)」(*1)では主な活動のうちの一つとして、大学生がピア(peer、仲間)として、思春期を迎える小学生から中学生を対象に「性についての正しい知識」や「命の大切さ」について一緒に学び、考えていく「ピア・エデュケーション」を行っています。12月22日、八女市にある矢部清流学園の中学3年生5名にオンラインで実施しました。

(*1)「レピーフ(Lepeef)」:「Let's begin Peer Education concerning sexuality From now on(さあ、今から一緒に性について考えよう)」を意味する、頭文字(Lepeef)より名付けている。

「大切にし合い、生きていくこと ~お互いを大切にできる人間関係とは?~」をテーマに「ピアプレッシャー」(*2)と「デートDV」(*3)について矢部清流学園の生徒に学んでもらい、自分の考えを大切にしてそれを表現すること、相手の思いを聞くことができること、お互いを大切にできる人間関係について考えることができるようになることが今回の目的です。

イベントの様子
イベントの様子

当日は矢部清流学園の生徒と大学生がオンライングループワークで題材について話し合ったり、大学生が役になりきるロールプレイなどを行い、生徒がこれらを自分のこととして考えられるように活動が行われました。

(*2)「ピアプレッシャー」:身近な友人・仲間からの心理的圧迫・ 影響
(*3)「デートDV」:交際中のカップル間におこるDV「Domestic Violence(ドメスティック・バイオレンス)」

最後にレピーフメンバーの中川大世さん(医学部看護学科2年生)からまとめとして『「好き」の気持ちは誰かに強制されるものではなく、自分のペースで良いということ。「付き合う」というのはお互いを大切にできる関係性が基盤にあり、家族や友人のように大切な関係性のひとつ。人と関わっていくなかで大事なのは、お互いに自分の考えを表現し、尊重し合うことではないかと思います』と自身の思いを伝えました。

矢部清流学園の生徒からは「一つ一つの発言に責任を持つことを心がけたい」「自分の意見をしっかりもって行動していきたい」等の感想を頂きました。

レピーフ リーダー 熊谷 野乃さん(同)のコメント
『急遽オンラインに変わったこともあり、ストレスなく、スムーズに進行するようにカメラやパソコンの操作役など役の割り振りを考えることが大変でしたが、その後も練習を重ね、リハーサルでは先生からアドバイスをもらいながら改善して本番を迎えることができました。題材については、依頼元の先生方と打ち合わせをして決めており、今回の矢部清流学園は生徒の数が少ないことを考慮し、高校に入学してより良い日常生活を送ってもらうために、「ピア・プレッシャー」と「デートDV」を今回の題材として選びました。もし人間関係について悩むことがある時には今回の授業の内容を振り返ってもらえるといいなと思っています』