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まちとやまを結ぶ-八女茶を楽しむ
🙌課外活動

まちとやまを結ぶ-八女茶を楽しむ

試験も落ち着いた8月1日、文学部情報社会学科川路崇博ゼミ、小田茜ゼミの学生が「まちとやまを結ぶ-八女茶を楽しむ」と題したお茶会で交流しました。

このお茶会は、ゼミをこえて学生同士で話す機会が持てたらと学生自らが企画したもので、文学部設立30周年企画の一環で制作した茶器や久留米絣の風呂敷包みを使って、お茶と和菓子を楽しみました。

学生がデザインした急須と湯呑みで
学生がデザインした急須と湯呑みで
和菓子と一緒に八女茶を頂きます
和菓子と一緒に八女茶を頂きます

情報社会学科3年で川路ゼミに所属する森本さんは、「茶器は昭和の炊飯器をイメージしてデザインをしました。レトロな雰囲気のものが好きでモチーフにしたのと、元気がある感じのするオレンジ色を選んでいます。風呂敷包みも茶器の雰囲気に合うようにかなり時間をかけて生地を探して作りました。実際にお茶を淹れて使ってみるとまた格別ですね」と話してくれました。

連日、暑い日が続いていますが、学生たちは、試験も終了しホッと一息ついたところで、仲間とのゆったりとした時間を楽しみました。

茶器は久留米絣の包みで包んで携帯できます
茶器は久留米絣の包みで包んで携帯できます
自身でデザインした茶器と
自身でデザインした茶器と

ゼミを担当する川路教授は、「情報社会学科ではAIやプログラムといった知識を学ぶ機会も多いが、人として基本となるのはアナログな体験ではないか。学生たちには実際に里山に行き色々なものに触れたり、多様な人と話す機会を持ってもらい、デジタルの前に「人と人」、「人と自然」といった関係を感じて欲しい。そういう点で、情報社会学科とは一見親和性が低く感じるような教育プログラムも重要視している。今回のような”地元の人たちと一緒に作った茶器でみんなでお茶を楽しむ”という機会を通じて人として大切なものを体感してもらえたら嬉しい」と話しました。