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学生主体の地域連携イベント「絣フェスタ2024 ~Spread~」が10周年の記念開催
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学生主体の地域連携イベント「絣フェスタ2024 ~Spread~」が10周年の記念開催

8月25日、久留米シティプラザ久留米座にて「絣フェスタ2024」が開催されました。

「絣フェスタ・プロジェクト」は、法学部の学生が中心となり企画運営を行い、ファッションショーを通して地元の伝統工芸である久留米絣をPRする地域貢献の取り組みで、学生が個性豊かな絣衣装に身を包み、華やかなファッションショーを演出するものです。

2015年にスタートしたこの学生主体のイベントは、地域の皆さまのご協力により参加団体も増え、年々規模を拡大、今年10回目の記念開催となる大きなものに成長しました。当日は立ち見が出る盛況ぶりで、幅広い年代の多くの方にお越しいただきました。

10th Anniversary Fashion Show

今年の「絣フェスタ2024」のテーマは「Spread」。より多くの世代へ広がるように掲げられました。

開催10回目を記念した催しとして、ショーの前半には2023年から2015年まで遡った卒業生のモデルによるファッションショーが行われ、過去の実行委員長4人が当時の様子を振り返り挨拶しました。また、今年度の実行委員長からも、ご来場いただいた皆さまに感謝の意が伝えられました。

ショーの様子
久留米絣協同組合とのコラボ
ショーの様子
ショーの様子
ショーの様子

「地域アイドル結集!2024」

今回のサブテーマとして掲げられた「地域アイドル結集!2024」では、本学法学部学生による「絣藍ドル・あいくる※」の他、西日本短期大学メディア・プロモーション学科のアイドルユニット「西短MP学科さくら組」、地元久留米で30年以上愛されているいちご姫、博多織を取り入れた衣装と博多弁を使った曲で地元をPRする博多ORIHIMEなど、地元の地域アイドルが一堂に会し、ステージを彩りました。

あいくると博多ORIHIMEとのコラボや、久留米絣織元と博多織織元とのトークショーなど、さまざまな組み合わせを楽しむ催しで会場を盛り上げました。

※絣藍ドル・あいくる

久留米絣をPRすることを目的に法学部の学生を中心に昨年の絣フェスタで誕生した学生アイドル。これまでに「久留米市 光の祭典 ほとめきファンタジー」の広報アンバサダーを務めたり、久留米市のイベント「グリーンフェスティバル」で久留米絣のPRをするなど久留米市を中心に活動中。久留米絣の他にも新たに久留米市の特産物として栽培に力を入れている銀梅花(マートル)の栽培や普及・PR活動にも取り組んでいます。

絣藍ドル・あいくる
絣藍ドル・あいくる
博多ORIHIME
博多ORIHIME
博多ORIHIMEとのコラボ
博多ORIHIMEとのコラボ
久留米絣織元と博多織織元とのトークショー
久留米絣織元と博多織織元とのトークショー
西日本短期大学メディア・プロモーション学科 アイドルユニット「西短MP学科さくら組」
西日本短期大学メディア・プロモーション学科 アイドルユニット「西短MP学科さくら組」
いちご姫
いちご姫

「久留米絣」に関するプロジェクト報告

またイベントでは、プロジェクト報告として、藍プロジェクト、井上伝研究プロジェクトなど今年実施された「久留米絣」に関するさまざまな取り組みの成果報告がなされ、開発した商品も発表されました。

紹介された商品:
久留米大学と坂田織物で共同開発した、ふるさと納税返礼品の絣靴下、学生が発案した絣のハギレを活用したアクセサリーキットの『かすりっと』、絣藍ドル・あいくるのラベルが付いた奥八女茶のティーバッグなど。

「藍プロジェクト」坂田織物と共同開発した絣靴下とアクセサリーキット「かすりっと」の発表
「藍プロジェクト」坂田織物と共同開発した絣靴下とアクセサリーキット「かすりっと」の発表
「井上伝研究プロジェクト」井上伝の子孫 三島康弘さん(右)
「井上伝研究プロジェクト」井上伝の子孫 三島康弘さん(右)
かすりっと
水出し煎茶
開発された商品の展示販売コーナー
開発された商品の展示販売コーナー
久留米大学「のだめ弦楽合奏団」の演奏も会場を盛り上げました
久留米大学「のだめ弦楽合奏団」の演奏も会場を盛り上げました

久留米絣ファッションショー

メインイベントとなる、学生モデルによるファッションショーでは、和服からスーツやドレス、ワンピースなど各工房、織元のテーマ別に10組26人が登場。日頃からプロのレッスンを受けるなどしてウォーキングの練習を重ねた学生モデルが各衣裳を着こなしてフィナーレを飾りました。

衣装は香蘭ファッションデザイン専門学校や久留米絣織元、デザイナーの方々から提供されたものです。

イベントの様子
イベントの様子
イベントの様子
イベントの様子

これからの絣フェスタについて

絣フェスタ学生実行委員長 尾関 穂奈実さん(法学部3年)

「10周年という記念すべき年に委員長を務めることができて光栄でした。当日は予想以上のご来場者とお客様の賞賛を目にして、目指していた『若者目線で久留米絣を普及する』を実現する事ができたと心から思うことができ、大変嬉しく思います。また支えてくださった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます」

絣フェスタ実行委員長 前田 俊文教授

「活動が10年目に入ったことで、絣フェスタの認知度や評価が地域に定着し始め、地域の経済界や自治体から出演や協力、連携のオファーが増えてきました。若者が主体となって活動する絣フェスタが進化して、久留米絣のイノベーションにつながるよう邁進していきます。絣を基軸にして他の伝統産業とのコラボなど新しいことにも挑戦していけたらと思っています」

絣フェスタ モデル(現役生・卒業生)
絣フェスタ モデル(現役生・卒業生)
絣フェスタ実行委員
絣フェスタ実行委員