📮KURUME LETTER
サービスラーニング型活動 ファッションショーで地域貢献
10月22日、OGを含めた法学部の学生ら13名が、第5回となる岩田屋久留米店の上「BJガーデン」主催のファッションショーに出演し、会場を盛り上げました。この企画はBJガーデンが主催し、本学法学部の前田俊文教授が協力することにより実現しているものです。モデルを務めているのは絣フェスタの久留米絣ファッションショーに出演している学生と卒業生たちです。
かつて高度成長期やバブル期のデパートでは販促用のファッションショーが盛んに行われ、アパレルブランドの流行の最先端として当時の若者たちにも刺激的なイベントでした。
現在では、若者はネットで商品を検索・購入することが主流となり、デパートや衣料専門店が服飾文化を発信する機会も少なくなっています。
このイベントの目的は、そうした服飾文化や慣行に触れることが少なくなった若者(学生)が自らモデルとなり、衣服を現代風に着こなすことで、かつての華であったデパートのアパレルブランドの売り場に賑わいを取り戻すことです。同時に若者に身近でなくなっているアパレルブランドを学生たちが体感することで、新たなイノベーション(革新)を起こすことも期待されています。
本学では、このように地域や企業と繋がり、課題を解決することや社会に貢献するなかで、自らの学びを深める学修プログラム(サービス・ラーニング)を実施しています。
今回はBJガーデンのブランドの中から秋冬ものをテーマに学生自身が選びました。
参加した田中さん(法学部法律学科3年)のコメント
「普段着ることができないブランドの服を選んで、実際にその服装を着て歩いているところをイメージしてコーディネートしました。今回で3回目の参加になりますが、BJガーデンのファッションショーは観客の方の目が優しく、リラックスしてショーを楽しむことができました。この取り組みが多くの方の目に触れ、売り場に足を運ぶきっかけになると嬉しいです」
イベント主催のBJガーデン 井上さん
「久留米大学の学生の皆さんのご参加、ご支援に深く感謝申し上げます。今回、5回目となる久留米BJガーデンファッションショーは、各ショップの店長が中心に計画を進めてきました。このイベントは地方百貨店を取り巻く環境が大変厳しい中、学生さんたちの力をお借りしてお客様をたくさん集め、次の世代へつなげられるお店としたいと考えてスタートした取り組みです。学生の皆さんの若い力と元気な活力をいただきながら、少しでも前に進めるよう頑張ってまいります」