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学生サークルteam.csvが鹿児島県で小中学校教員向けプログラミング研修の講師を担当【商学部】
商学部の学生有志メンバーで構成されるボランティアサークル*team.csvの学生が、10月11日と11月28日に、鹿児島県長島町の小中学校教員を対象としたプログラミング教育指導者研修で講師を担当しました。これは長島町によるデジタル人材育成事業の一環で、このプロジェクトに参画している学生たちはこれまでに長島町に住む子どもを対象としたプログラミング講座を開催するなど、長島町との交流を続けています。
*「team.csv」の由来は「Computer Scienceを活用したVolunteerを行うTeam」で、木下和也教授の指導の下、学生が主体となりICTを活用した地域の課題解決やICT教育イベントなどを全国的に行っています。

小学校には2020年、中学校には2021年よりプログラミング教育が導入されています。しかし多くの先生方はそれまでにプログラミングを学んだことがないため、現場では苦労されることもあるようです。これに対応するためにプログラミング及びプログラミング的思考を基本から学ぶ機会として、また、子どもたちに楽しく教えるノウハウを伝えるために、今回の研修が企画されました。
今回の講座では、これまでにteam.csvの学生たちが全国各地の子ども向けプログラミング講座で使用した教材を、教員研修用に修正して使用しました。子どもたちにプログラミング的思考を理解してもらう工夫、さらに楽しいと感じてもらう工夫を伝えるためには、実際に子どもたち向けに使用した教材を使う方がよいと判断したためです。




それが奏功して、研修中、小中学校の先生方からは笑顔が絶えず、「面白い」という言葉が何度も聞こえてきました。さらに、「今まで難しいと感じていたプログラミングがどんなものかよく理解できた」という感想もいただきました。





学生サークルteam.csvは、ICTを活用した地域の課題解決を目的にボランティア活動をしています。今回講師役を務めた岩橋和奏さん(商学部4年)、江口昌弘さん(商学部4年)、濱﨑結衣さん(商学部4年)、坂元亜芽李さん(商学部2年)、増野祥さん(商学部2年)は商学部の授業で学んだ知識を活かし、そして、これまでに実施してきた子ども向けのプログラミング講座や高齢者向けのスマートフォン講座などを通じて、参加者にわかりやすい教材作成や丁寧な説明と対応といったスキルを培ってきました。
長島町でのデジタル人材育成事業は今後も継続されます。team.csvの学生たちは今回の経験を活かして今後も長島町と協力していきます。
なお、今回の講座は、長島町の小中学生向けSTEAM教育事業の公募にteam.csvの活動コンテンツが採択され、久留米大学と長島町の間でSTEAM教育に関する事業契約が結ばれたことにより実現した企画です。
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