📮KURUME LETTER

「パレアの日2025」に心理学科の学生が参加しました!
2025年3月16日(日)、くまもと県民交流館パレアで開催された「パレアの日」に、心理学科の有志4名が参加しました。「錯覚✕ストレス✕タッピング 心と体のふしぎ体験」をテーマにブースを出展し、多くの方々に体験していただきました。子どもから大人まで、さまざまな方と交流しながら、「心理学」を身近に感じてもらう貴重な機会となりました。
実際に参加した学生が、その体験を振り返ります!
学生によるレポート
私たち心理学科有志4名は、「錯覚✕ストレス✕タッピング 心と体のふしぎ体験 ~自分の“こころ”を学んでみよう~」を企画し、参加しました。
錯覚体験コーナーには、老若男女問わずたくさんの方々が参加されました。子どもから大人まで、様々な反応が見られました。子どもには、「不思議だね!」を強調し、大人に対しては、どうしてそう見えるのか、それが日常生活でどのように使われているのかなどを説明することで、興味を引き付けることができたように感じています。




ストレスチェックでは、ストレス値を唾液によって測れることから、特に大人の方が興味をもたれました。自身の結果から、数値が思っていたよりも高かった人は驚き、自身の生活習慣やストレスの原因について振り返る様子が見られました。一方で、予想より低かった人は安心され、ストレス解消法がうまく機能しているのではないかと話されていました。また、唾液でストレスを測定できるという点に科学的な面白さを感じる人も多く、実験後も「どのような仕組みで測定されるのか」「ストレス値を下げるためにはどうすればよいのか」といった質問が多く寄せられました。


タッピングタッチコーナーでは、主に中年層から高齢者の方に来ていただき、「ほっとする」「ぽかぽかしてくる」という声をかけてもらえました。参加者の目を見ながら、個々の状況に合わせた声かけや、安心させる声掛けが難しかったです。


全体を通して、自分たちの知識不足を痛感しました。悩みの吐露や質問に対し、正確で安全な情報を提供することは難しく、会話を引き出しながら傾聴するスキルが必要だと感じました。
今回初めて大学から離れた地域や一般の方に対する活動を行い、一般の方にわかるように説明するにはどうしたらよいのかや、一般の方の「心理学」の捉え方を学びました。これらの経験を、大学院進学後や臨床現場において、より多角的な視点の獲得や個々に合わせた情報の提供、心の健康教育のスキル向上へと活かしていきたいと思います。