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「協同学習」成果発表会を実施
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「協同学習」成果発表会を実施

7月1日に、医学部医学科でグループ学習の成果発表会を実施しました。発表会は、1年生の必修科目「協同学習」の一環として毎年実施しています。アクティブラーニングの核となる「協同学習」は、医師に求められるチーム医療に資する人間性(協同の精神)と科学的探究力およびコミュニケーション能力などを体得し、仲間と切磋琢磨し、共に高め合うことを目的としています。本学医学部医学科では全国の医科大学に先駆けて「協同学習」を導入しており、その手法は、日本医学教育評価機構(JACME)からも高く評価されています。

協同学習の様子1
協同学習の様子2

今年度のテーマは、手術支援ロボットや宇宙医学、ロコモーティブシンドローム。学生たちは4~5名程度のグループに分かれ、テーマに沿ってそれぞれの興味を持った角度から調査を進めてきました。当日は、調査結果についてポスターを使って説明し他のグループの学生や教員からの質問に答えました。特に今回は、「健康寿命を延ばすために」「寝たきり大国の日本の原因と対策」「理想の地域包括ケアシステムを考える」など、日本が抱える高齢化社会の問題に関する発表が多く見られました。

協同学習の様子3
協同学習の様子4

発表の中で、ロコモ体操を披露した玉井佑一さん(医学科1年)は、「現代においてロコモの人たちが急増しており、今後医療人になる上で、避けては通れない必要な知識だった。1年次から、仲間と共に主体的に学ぶ機会があって本当によかった。この協同学習で得たものを今後の学習にも活かしていきたい」と話しました。

協同学習の様子5
協同学習の様子6