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企業の社長と3、4年生がweb会議システムで「DXゼミ」【文学部情報社会学科】
📝学び

企業の社長と3、4年生がweb会議システムで「DXゼミ」【文学部情報社会学科】

10月15日、文学部情報社会学科 江藤智佐子教授のゼミで、福岡の社長とゼミの3・4年生をつなぐ「DXゼミ」がオンラインで開催されました。

この授業は、今回ご協力いただいた株式会社カウテレビジョン様のコーディネートにより、経営者、学生、大学教授という3つの視点で情報共有をすることで、3者それぞれの課題解決に挑むものです。これまで多くの大学と企業を繋いで開催されています。

今回は、福岡、横浜に本社を持つ企業の3名の経営者と江藤ゼミの3、4年生の学生がweb会議システムで対面しました。

ご協力いただいたのは、以下の企業です。

増田石油株式会社
増田 成泰 代表取締役社長

増田石油株式会社:本社は福岡市天神。長崎・佐賀・福岡・鹿児島を拠点にしたガソリン等の燃料供給事業に加え、LPガスや電力事業、保険事業、TSUTAYAなどの店舗展開など、社会のニーズに合った多角的な事業を展開する企業。

ナカノ株式会社
窪田 恭史 取締役副社長

ナカノ株式会社:本社は神奈川県横浜市。古繊維をリサイクルした「再生繊維原料」や「ウエス」、「軍手」の製造・販売を通じて日本の繊維循環を支えるとともに、良質の中古衣料を広く海外に輸出する、低エントロピー社会の実現にいち早く取り組まれてきた企業。
 
株式会社カウテレビジョン
高橋 康徳代表取締役社長

株式会社カウテレビジョン:本社は福岡市中央区天神。企業専門のインターネットテレビ局を運営し、企業と学生の情報発信支援を行っている。採用ドキュメンタリー動画では九州No.1の実績を持つ。

授業の様子

それぞれの会社の紹介から始まり、学生から企業、企業から学生へと質問の後、双方向のフリーディスカッションでそれぞれの意見交換をしていきました。

普段接することのない経営者の方々との交流をとおして、参加した学生も普段にも増して積極的な質問が飛び交い、就職活動中の4年生、来年活動を控える3年生にとっては大変貴重な機会となりました。

経営者の皆さまからは、「学生さんがどんなことを考えているかを学べるいい機会となった。コロナで就職活動も苦労すると思うが自分に与えられた使命と思って挑んでいってほしい。心から応援しています」 「(就職活動など)いろいろな不安があるかもしれないが、不安はあってはならない感情でなく誰しも抱く当然のもの。不安とともに暮らしていくような思いで(悩むことなく)日々過ごしていってほしい」 「皆さんの頑張っている姿が伝わった。ちょっとした縁がいずれどこかでつながると信じている。こういった縁を大切にして、一緒によい社会づくりに貢献していきましょう」といった心強いメッセージをいただきました。

授業の様子

カウテレビジョンの高橋社長をお招きし「キャリアデザイン2」の授業を開催

またこの前日の10月14日には、この「DXゼミ」にご参加いただいたカウテレビジョン高橋社長をお招きした「キャリアデザイン2」(情報社会学科3年生必修)の授業も行われました。

この授業は、江藤教授による就職活動前の3年生を対象にしたもので、9月からの半年間をとおして、ビジネスの基礎知識やさまざまな企業の方などからの講義を通して、進路選択のためのキャリアデザインを各自で探究することを目的としています。

今回は、テレビ局報道記者から転身された髙橋社長のこれまでのキャリアを伺うことで、偶然の出会いが必然につながるキャリアについて考えるよい機会となりました。

授業の様子

高橋社長は、報道記者として10年前、ニューヨークで起きた9.11の取材でご家族を亡くされた夫人から「あなたの人生が今日終わるとしたらあなたは胸を張って死ねますか?」と問われた時Yesと言えなかったことで独立を決意されたというエピソードを話されました。「一度のきりの人生を『人が行動したくなる、勇気をふりしぼれる』コンテンツを制作することに捧げようと思った」という熱い思いを学生たちに紹介いただきました。

高橋社長

また、学生に向け、「大学時代に誰と『出会い』、何を『決断する』かで人生は変わる。未経験の壁を乗り越えるための小さな行動を大切に、自分たちの可能性は無限大であることを信じて頑張っていってほしい」というメッセージが伝えられました。心に訴える講義に学生たちは思いを新たにしていました。