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久留米市との連携授業「地域社会計画論」で久留米市のまちづくりを考える【文学部情報社会学科】
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久留米市との連携授業「地域社会計画論」で久留米市のまちづくりを考える【文学部情報社会学科】

文学部情報社会学科では、「現代社会の動向把握と課題解決をめざし、情報を集め分析し発信する総合的な探求能力を磨く」をディプロマポリシーに掲げています。4年ぶりに対面授業で再開した「地域社会計画論」ではSDGs「住み続けられるまちづくり」をテーマに久留米市と連携した授業を展開しています。

この授業では、市職員や地域で活躍する方々など、第一線の現場で活躍されている職業人を外部講師として招聘し、最新の情報、実践的な事例や取り組みなどを直接学ぶとともに、地域社会の課題をSDGsの観点から探究することを目指しています。

前期の「地域社会計画論Ⅰ」では、「久留米市の総合計画」、「子どもを育む環境づくり」、「久留米市の観光施策」、「久留米市の文化振興」などについて久留米市役所職員から直接お話いただき、それぞれのテーマについてグループワークでの対話で異なる意見を傾聴し、深めることで課題を探究していきます。

第1回目の久留米市役所からの講義が5月11日に行われ、この授業をコーディネートいただいている久留米市総務部人材育成室の中山雅代様、中村貴史様からご挨拶と趣旨説明がなされ、総合政策部総合政策課(兼)創生戦略推進室の平林香菜様に「久留米市の総合計画」についてお話いただきました。

講義では、久留米市の人口動向や、久留米市がどのようなまちを目指しどのようなことを実施していくかを示した「総合計画」、令和5年度の予算と取り組みなどについて説明がなされ、都市づくりの基本的視点の中では、国際目標である「SDGsの理念を取り入れた施策の展開」が図られており、「総合計画に掲げる事業を推進することは、SDGsに取り組むこと」でもある、といったことが伝えられました。

その講義を受けて18日にはグループワークが行われ、「持続可能なまちづくりのためにできること」をテーマに、「久留米市に若者が来て活気ある街になるためにはどうしたらよいか?」、「そのために自分ができることは何か?(1ヵ月以内に実行できるアクションプラン)」について議論しました。

学生からは、「久留米市に住んでいるにもかかわらず、どのような取り組みをすればもっとよい久留米市になるか考えたことがなかった。考えるよい機会になった」「総合計画について初めて目にし、自分たちの暮らしにどれほど大切なものかを認識できた」といった声が聞かれ、さまざまなアクションプランが提出されました。出された意見は、久留米市役所にフィードバックされます。

久留米市役所講義の2回目は、5月25日に行われ、協働推進部地域コミュニティ課の馬場充隆様に「地域とのつながり」について講義していただきました。

前期は今後、久留米市役所から3名の方々に登壇いただき、久留米市から提示されるテーマを他者の意見を傾聴し、協働するグループワークを繰り返しながら、社会との接点から主体的に行動するために何が必要か、久留米市とSDGsについて検討していきます。

協働推進部地域コミュニティ課の馬場様による講義の様子
久留米市役所・関係者の皆さまと受講した学生
久留米市役所・関係者の皆さまと受講した学生