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文学部情報社会学科の学生と医療センター外来看護師とのコラボ企画を病院長にプレゼン
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文学部情報社会学科の学生と医療センター外来看護師とのコラボ企画を病院長にプレゼン

文学部情報社会学科では、毎年、医学部を持つ久留米大学の強みを生かして、医療センターと連携した課題解決型授業「ほとめきプロジェクト実習演習」(江藤智佐子教授担当)を行っています。

今回は、医療センターの外来看護師5名と情報社会学科3年生とのコラボ企画として、非接触型での入院説明動画制作と医療センターリーフレットのリニューアル提案の2つの企画を大川孝浩病院長に対面とオンラインのハイブリッド形式でプレゼンしました。

COVID-19感染対策の観点から、医療センターでは現在入院説明の付き添いは一人までと制限されています。そのため、入院や手術の説明を家族の方と共有することが難しくなっています。そこで、整形外科での入院説明、入院時に準備するもの、入院や手術で多い質問に対するQ&Aなどを北川利香師長ら5名の外来看護師がスライドに取りまとめ、それを情報社会学科の学生が編集し、動画制作を行いました。動画はQRコードで読み取り、自宅でもどこでも都合の良い時に何度でも視聴できるように工夫しています。動画を用いることで、看護師からの説明時間が短縮されるだけでなく、患者さんにとっても手術や入院に対する説明を家族と情報共有できるなど理解の促進と安心感につながることが期待されます。

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また、リーフレットも感染対策としてエントランスの検温やオンライン面会などを追加したリニューアル点がver.3として坂口彩乃さんから提案されました。

入院・手術説明等の動画制作班でプレゼンを担当した皆越友希さんは、「外来看護師のみなさんと何度もオンラインで打ち合わせを行い、動画制作を行いました。試作では、学内の学生にも見てもらい、私たちにもわかりやすい説明になることを提案してきました。高齢の患者さんが多いということで声のトーンを落とし、ゆっくりと話すなど看護師さんからのアドバイスを基にナレーションを行いました。今日のプレゼンではたくさんの改善点を指摘いただきましたので、実際に使っていただけるようにするためにさらにブラッシュアップしていきたいと思います」と振り返りました。

リーフレット班は御井キャンパスからオンラインでプレゼンを行いました。
リーフレットのイラストを担当した内田有香さんは、「御井キャンパスのリーフレットと表紙を合わせると一つの木のデザインになります。『幸運』『健康』『長寿』の意味を持つ欅(けやき)をモチーフにしました」と表紙デザインのコンセプトを紹介してくれました。

今年度は7名のメンバーで、他にも御井キャンパスリーフレットのリニューアル版を制作中です。学生たちは今回のプレゼンで指摘いただいた意見を基に今後改善し、トライアル期間を経て、医療センターの患者サービスにつながる動画やリーフレットを完成させる予定です。

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