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「知識創造論」困ったこと50連発から解決案ワークショップ(情報社会学科)
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「知識創造論」困ったこと50連発から解決案ワークショップ(情報社会学科)

2018年7月25日、「久留米の困ったこと50連発」(2018年6月20日)という講演を受け、その困ったことの現状把握と学生視点での解決案の発表、並びに一般からご参加いただいた方も交えた解決案を考えるワークショップが実施されました。一般からのご参加が10名あり、学生の数を上回りました。

まずは、久留米大学版「知識創造論」の説明が担当教員の川路からなされました。学生にとっては半期分の振り返り、一般の皆さまにとってはワークショップの目的の明確化を目指しています。特に、W型問題解決モデルの野外科学部分にフォーカスして本科目は進められました。

次に、学生がフィールド調査してきた内容に基づいた、KJ法図解(A型)を口頭発表(B型)を実施しました。学生ならではの『視点』はまちなかとのズレを埋めるきっかけになるはずです。発表は2グループです。

「多世代での交流が少ない件」については、3つの『ない』について現状把握できました。「西鉄久留米駅前の駐輪問題」では、一般の方も驚く意外性のある解決方法も例示されました。学生ならではの、フィールド観察に基づく分析とその説明は、白熱した論議を産みました。

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発表質疑ののち、解決案をアイデアスケッチします。短い時間ではありましたが、最低5つを目指して参加者全員でアイデアを書きだしました。その後ドット投票を実施し、「まだ萌芽段階ではあるが、なんらかの解決策」の共有までには至りました。

識創造論は、情報社会学科の2年次開講科目です。2018年度は5名の学生が履修しました。合わせて、この科目を受講することによって創造力にどのような影響があるかを測定しました。現時点では速報値ですが、一定時間内に創出できる

アイデアの「独自性(=オリジナリティ)」が向上することがわかりました。