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総合子ども学科の学生が地域での学びを発表
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総合子ども学科の学生が地域での学びを発表

2017年4月に「文医融合」を掲げ新設された人間健康学部スポーツ医科学科総合子ども学科から成る)は今年開設から3年目を迎えました。新設時に入学した学生も3年生となり、逞しく成長しています。総合子ども学科では、保育や幼児教育学をはじめ、医学、心理学、社会学、福祉学にわたるさまざまな研究領域から、「子ども」について総合的に学ぶことができ、幼稚園教諭や保育士などを目指す学生を育成しています。その総合子ども学科の3年生を対象とした授業「子ども家庭支援サービスラーニング」で地域の保育園や特別支援学級などで実践的学びを経た学生たちが、10月13日御井キャンパスで成果を発表しました。

「子ども家庭支援サービスラーニング」の授業は、グループに分かれ、半年間をかけて、地域の保育園や母子生活支援施設、小学校の特別支援学級、コミュニティセンターでの子ども食堂といったフィールドで、それらの実態を考察した上で、大学での学びを生かした社会貢献活動を行い、子どもたちへの支援の在り方を学ぶものです。

対象施設:特別支援学級、大学病院病棟保育、療育センター、学童保育、保育園、子ども食堂、子育て交流プラザ、母子生活支援施設、久留米市立図書館

今回は10のグループ46名が、現場の学びから得た気づき、自分たちの提案に基づく実践内容、そして課題と感じたことなどを発表しました。

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発表では、各施設で支援が必要な子ども向けに工夫されていることや、現場でのアドバイスなどが紹介され、子どもたちを楽しませるための企画なども紹介されました。保育園でオペレッタ(演劇)を行ったグループもあり、半年をかけて準備した苦心の舞台裏から当日の園児を前にした大掛かりな演劇の様子は発表会場を沸かせていました。発表を終えた学生の充実した表情が印象的な、見応えのある発表会となりました。

発表後には、担当の教員から実習の振り返りとしてアドバイスが添えられ、学生は次のステージへと学びを進めます。