医療センター総合受付待合室に車椅子専用「おもいやりスペース」

写真は、設置したスペースについて紹介する塩崎さん（中央）と廣松病院長、大塚看護部長

このたび、久留米大学医療センターは、総合受付の待合室に、車椅子専用の「おもいやりスペース」を設置しました。

「おもいやりスペース」は、車椅子で来院された患者さんが、周囲を気にせずに安心して受け付けなどの手続きを待つことができるスペースです。駐車場には、車椅子優先の駐車スペースがありますが、病院内にこうした専用スペースを設置する患者サービスは珍しい取り組みと思われます。

病院や医学部を持つ久留米大学の強みを生かして、文学部情報社会学科が課題解決型授業「ほとめきプロジェクト実習演習」の一環で、医療センターと連携して取り組んだ「文医融合」の成果です。

このアイデアを発案したのは実習演習に参加した情報社会学科の学⽣5⼈。昨年12月27日に設置後、廣松雄治病院⻑と⼤塚まり⼦看護部⻑は「専⽤スペースはよく利⽤されている。素晴らしい提案に、スタッフは刺激を受けて⼯夫を⼀層凝らすようになった。ありがたい」と感謝の⾔葉を述べました。江藤智佐⼦教授と医療センターを訪れた塩崎南菜さん（3年⽣）は「周囲を気にして居心地が悪そうな⾞椅⼦の患者さんを⾒かけた。アイデアが形になりうれしい」と笑顔で話していました。