📮KURUME LETTER

本学卒業生を講師にスポーツ医科学科で「アンチエイジング教室」
📝学び

本学卒業生を講師にスポーツ医科学科で「アンチエイジング教室」

本学の地域連携拠点である御井キャンパス「つながるめ」で2カ月間にわたり開催されていたアンチエイジング教室「ヘルスリテラシーを高めて年齢に打ち勝て!」第2弾の最終回となる教室が12月6日に行われました。

この教室は地域の方の健康づくりの一助になればと人間健康学部スポーツ医科学科が企画したもので、ヘルスリテラシー(健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用する能力)を高め、運動習慣を持っていただくことを目的とした取り組みです。

全6回の教室で、体力に合わせた2つのコース、気軽にできる「まずは運動出来るカラダを!運動習慣定着コース」と、もう少し体力をつけたい方向けの「2カ月で身体を変えたい!結果重視コース」を用意、それぞれに専門のインストラクターをつけ、参加者に合ったプログラムで指導していきました。スポーツ医科学科の学生も教室をサポートしました。(初回の様子はこちら

まずは運動出来るカラダを!運動習慣定着コース

「運動習慣定着コース」の担当は、本学人間健康学部スポーツ医科学科卒業で健康運動指導士の正木 愛奈花さん。リラクゼーションセラピストとして活動しながら、地域の方の健康促進活動に積極的に携わられており、明るく分かりやすいレッスンが好評です。久留米市や小郡市で開催された「ストレッチング教室」、本学のSDGs推進プロジェクトの一環で行われた教室などでも講師を務めました。

最終回となる今回は、これまでの教室で行ってきたさまざまな運動を復習しながら、動きを個々に指導していきました。

講師を務めた正木さんは、「皆さんの健康づくりのお手伝いができて大変嬉く思う。2回目となった今回は、教室に集まった皆さん同志でコミュニケーションの輪が広がるなど、新たな楽しさも見いだせた。是非、運動をご自宅でも続けて、若々しくあり続けてもらえたら」と教室を振り返りました。

2コースのスタート前に全体でストレッチを指導
2コースのスタート前に全体でストレッチを指導
ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ
ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ
開脚前屈で腰とももの内側の筋肉をストレッチ
開脚前屈で腰とももの内側の筋肉をストレッチ
講師の正木さん
講師の正木さん

2カ月で身体を変えたい!結果重視コース

「結果重視コース」は、本学経済学部卒業で健康運動指導士、日本スポーツ協会アスレティックトレーナーの梯 誠剛さんが担当。総合病院に7年勤務し、フットネスジムのチーフトレーナーなども務めた経験を持ち、現在は地域住民の方への運動指導やトップアスリートへの指導を行っています。

このコースでは、ラグビー日本代表チームの体調管理にも使われた実績がある「ワンタップスポーツ」というアプリを使って、日々のコンディションの可視化し、自身がどう変わっていくのかを意識しながら、2カ月間運動を続けていきました。このアプリでは、日々入力する疲労度、体温、睡眠時間などのデータが蓄積され、自動でグラフ化、一目でコンディションを把握することができるものです。

最終日となる今回は、筋肉トレーニングと有酸素運動となるエアロビクスを交互に繰り返し、脂肪を燃焼させるサーキット運動で汗を流しました。

まずは身体をほぐすストレッチから
まずは身体をほぐすストレッチから
徐々に負荷をかけた運動に
徐々に負荷をかけた運動に
さらにペースを上げ、筋肉を鍛える運動に
さらにペースを上げ、筋肉を鍛える運動に
最後は心拍数の上がるエアロビクスで有酸素運動
最後は心拍数の上がるエアロビクスで有酸素運動

運動後には、アプリ「ワンタップスポーツ」に入力した体重の変化を見ながら全員で2カ月を振り返り、さらにグループに分かれて、それぞれの運動習慣を伝え合い、全体発表で共有しました。参加者からは「みんなで集まって楽しく運動でき、自宅でも運動する機会が増えた」「今までとは違う意識(運動習慣)で生活を送れている」といった声が聞かれました。

指導した梯さんは「(運動しようという)マインドを変えることが大切」と参加者にアドバイス。「回を重ねるごとに参加者同士のコミュニケーションも増え、一体感のある教室となった。これからも楽しんで運動を続けていってもらえたら」と教室を終え話してくれました。

アプリに入力した体重の変化を見せながら総評する梯さん
アプリに入力した体重の変化を見せながら総評する梯さん
グループに分かれて2カ月間を振り返り
グループに分かれて2カ月間を振り返り
講師を務めた正木さん(左)と梯さん
講師を務めた正木さん(左)と梯さん
教室に参加した全員で記念写真