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久留米市との連携授業「地域社会計画論」で久留米市のまちづくりを考える【文学部情報社会学科】
📝学び

久留米市との連携授業「地域社会計画論」で久留米市のまちづくりを考える【文学部情報社会学科】

文学部情報社会学科では、「現代社会の動向把握と課題解決をめざし、情報を集め分析し発信する総合的な探求能力を磨く」をディプロマポリシーに掲げています。

「地域社会計画論」(江藤智佐子教授)ではSDGs「住み続けられるまちづくり」をテーマに久留米市と連携した授業を展開しています。この授業では、久留米市役所との連携により、市職員や地域で活躍する方々など、第一線の現場で活躍されている職業人を外部講師として招聘し、最新の情報、実践的な事例や取り組みなどを直接学ぶとともに、地域社会の課題をSDGsの観点から探究しています。

前期の「地域社会計画論Ⅰ」では、「久留米市の総合計画」、「子どもを育む環境づくり」、「久留米市の観光施策」、「住みやすい都市づくり」などについて久留米市役所職員から直接お話いただき、それぞれのテーマについてグループワークでの対話で異なる意見を傾聴し、深めることで課題を探究していきます。

ご登壇いただいた久留米市役所職員の権藤さん
ご登壇いただいた久留米市役所職員の権藤さん
グループワークで学生たちは直接質問もしました
グループワークで学生たちは直接質問もしました

第1回目のゲスト講師を迎えた講義は5月9日に行われ、久留米市役所の総合政策部総合政策課主任主事の権藤優佑さんから「久留米市の総合計画」についてお話をいただきました。
講義では、久留米市の人口動向や、久留米市がどのようなまちを目指しどのようなことを実施していくかを示した「総合計画」、令和6年度の予算と取り組みなどについて説明がなされ、都市づくりの基本的視点の中では、国際目標である「SDGsの理念を取り入れた施策の展開」が図られており、「総合計画に掲げる事業を推進することは、SDGsに取り組むこと」でもある、といったことが伝えられました。

講義の後には「10年後の久留米市をどのようなまちにしたいか」をテーマに、グループワークが行われ、異なる意見を傾聴し、深めることで課題を探究していきました。

グループに分かれて話し合う様子
グループに分かれて話し合う様子
グループの意見を発表する様子
グループの意見を発表する様子

学生からは、「高齢化社会となるので、高齢者に特化したまちづくりをしたい」「筑後川をキーワードにして、流域のアクティビティや筑後川にまつわる教育を行い子どもを育てる」など、さまざまなアクションプランが提出されました。出された意見は、久留米市役所にフィードバックされます。

この講義は今後久留米市役所の都市建設部都市計画課、総合政策部広報戦略課、商工観光労働部観光・国際課、子ども未来部子ども政策課から4名の職員の方にご登壇いただきます。

久留米市から提示されるテーマを他者の意見を傾聴し、協働するグループワークを繰り返しながら、社会との接点から主体的に行動するために何が必要か、久留米市とSDGsについて検討していきます。