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法学部で公正取引委員会の出前授業
📝学び

法学部で公正取引委員会の出前授業

7月16日、御井キャンパスにおいて、公正取引委員会による「独占禁止法の役割と公正取引委員会の活動」と題した出前授業が行われました。この授業は法学部の3、4年生を対象にした講義「刑法Ⅲ(特別刑法)」(担当:大薮 志保子教授)として開催されたもので、公正取引委員会事務総局 九州事務所 総務管理官の大瀧勇夫様に登壇いただきました。

公正取引委員会では、中・高・大学生が将来、経済活動に参加する際に、社会人として独占禁止法を遵守し、消費者としての厳しい目で商品選択を行うことができるよう、独占禁止法の役割について理解してもらうことを目指した「出前授業」を開催されています。

今回の授業では、公正取引委員会の組織や役割の紹介から、独占禁止法について実際に事件となった実務事例を示しながらの説明、違反事件に対する手続きなどについても分かりやすく解説いただきました。

授業の様子
授業の様子
大瀧氏を紹介する大薮教授
大瀧氏を紹介する大薮教授
講義テキスト
審査官証を手に説明する大瀧氏
審査官証を手に説明する大瀧氏

受講した学生からは「普段使っているものや近隣の店舗などが判例となったものもあり興味深かった」「今日の学びを受けて、あらためて商品や企業に目を向けてみたい」といった声が聞かれました。

企業の競争を促し消費者の利益を守る「独占禁止法」を運用する公正取引委員会は、法学部の学生にとっては働く場にもなり得る組織であり、現場での経験を直接聞くことのできる貴重な機会となりました。