📮KURUME LETTER

文学部と法学部の学生が石橋文化センターなどとの地域連携で「瓶詰めポプリ」を制作
📝学び

文学部と法学部の学生が石橋文化センターなどとの地域連携で「瓶詰めポプリ」を制作

「瓶詰めポプリ」でアップサイクル

ヨーロッパの文化や政治を学ぶ文学部国際文化学科の大場はるか准教授と法学部国際政治学科の髙木道子准教授のゼミに所属する学生たちが、石橋文化センターなど地域の施設・店舗と連携して「瓶詰めポプリ」の制作活動を始めました。これは、SDGsや世界の環境問題なども扱う演習の授業の一環として、石橋文化センターの「バラフェア」の際に剪定された「ロスフラワー」(廃棄される花)を利活用し、ポプリを制作するアップサイクル※の活動です。

※アップサイクル:「創造的再利用」とも呼ばれ、素材や形などの特徴を生かし、より良いものへと作り変えるなどすることで、本来は廃棄されるはずの製品に新たな価値を与えて再生させること

石橋文化センターの庭園で剪定されたバラの花を回収して久留米大学内で乾燥させ、大学教職員や学生の家の「家庭ゴミ」として出される予定だった空き瓶に、アロマオイルなどを加え学生たちが詰め、その瓶を、六ツ門商店街で久留米絣の服や小物を制作・販売している『風のおくりもの』さんの店舗から出た廃棄予定の切れ端を活用して装飾していきます。

教職員や学生から集めた空き瓶
教職員や学生から集めた空き瓶
『風のおくりもの』さんから頂いた絣の切れ端
『風のおくりもの』さんから頂いた絣の切れ端
作った「瓶詰めポプリ」の展開について検討する学生
作った「瓶詰めポプリ」の展開について検討する学生
参加した学生
参加した学生
検討の様子

10月10日の授業では、学生たちが「ロスフラワー」のほか、「3R」(リデュース、リユース、リサイクル)やアップサイクルといった活動について改めて学び直し、これをふまえて廃棄予定の品々でどのような「瓶詰めポプリ」を制作するか、考えました。

学生たちは、自分たちが過去に「花」との関係でどのような体験をしてきたかを振り返りつつ、地域のどの施設・店舗に「瓶詰めポプリ」を置かせていただくか、また、置かせていただく際にはどのようなカードを添えて「ロスフラワー」への注意を喚起していくかを話し合いました。12月5日には、実際に乾燥させた花を空き瓶に詰めていくため、どのようなアロマを加え、瓶をどのように飾り仕上げていくかについても、アイデアを出し合いました。

完成した「瓶詰めポプリ」は、学生たちがお世話になっている地域の店舗や施設に置かせていただき、「ロスフラワー」や環境保護への啓発活動としていく予定です。