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「知識創造論」市民活動から学ぶ創造的問題解決【文学部情報社会学科】
📝学び

「知識創造論」市民活動から学ぶ創造的問題解決【文学部情報社会学科】

文学部情報社会学科では、「現代社会の動向把握と課題解決をめざし、情報を集め分析し発信する総合的な探求能力を磨く」をディプロマポリシーに掲げています。その一環として開講されている「知識創造論」(担当:川路教授)は、創造的問題解決のプロセスに焦点を当て、学生たちに実践的な問題解決力を養成する授業です。

本授業では、発散的思考・収束的思考・アイデア結晶化・評価・検証といった人間の思考プロセスを深く理解し、それを促進する各種創造技法を用いて問題解決に取り組みます。

文学部情報社会学科の3年生
文学部情報社会学科の3年生
講師を務めた牛島敦子さん
講師を務めた牛島敦子さん

11月20日に、久留米市民活動サポートセンター「みんくる」の副センター長である牛島敦子さんを講師にお迎えし、「市民活動での問題解決」をテーマにお話しいただきました。講演では、牛島さんが市民活動の現場で直面した課題やその解決アプローチ、成果などが具体的なエピソードを交えて語られました。

牛島さんは、多様なステークホルダーと協働しながら課題を乗り越えた経験を紹介。課題解決において、視点の転換や協力体制の構築がいかに重要かを学生たちに伝えました。

学生たちとコミュニケーションをとりながらの講義
学生たちとコミュニケーションをとりながらの講義
メモを取りながら参加する学生
メモを取りながら参加する学生

授業終了後、参加した学生から「学校現場などでは多様な立場の人がいるため、課題解決が一層難しくなると感じた」「問題が発生した際、誰かを責める視点ではなく、全体を見渡すことの重要性を改めて学んだ」などといった感想が寄せられ創造的思考の実践を体感する貴重な機会となりました。

次回の授業では、牛島さんの案内で久留米市中心部にある公園でフィールドワークを行います。学生たちは、講義の前半で学習した質的統合法を用いて、社会課題解決のための施策を検討します。