📮KURUME LETTER

文学部と法学部の学生が石橋文化センターなどとの地域連携 ~「瓶詰めポプリ」でアップサイクル ~
📝学び

文学部と法学部の学生が石橋文化センターなどとの地域連携 ~「瓶詰めポプリ」でアップサイクル ~

10月10日の活動に続き、ヨーロッパの文化や政治を学ぶ文学部国際文化学科の大場はるか准教授と法学部国際政治学科の髙木道子准教授のゼミに所属する学生たちが、石橋文化センターや久留米絣のお店「風のおくりもの」さんなど、地域の施設・店舗と協力して「瓶詰めポプリ」の制作に取り組みました。

これは、SDGsや世界の環境問題なども扱う演習の授業の一環として行っている、石橋文化センターの「バラフェア」の際に剪定された「ロスフラワー」(廃棄される花)を利活用し、ポプリを制作するアップサイクル※の活動です。

10月10日の授業では、まず、学生たちが「ロスフラワー」のほか、「3R」(リデュース、リユース、リサイクル)やアップサイクルといった活動について改めて学び直し、これをふまえて廃棄予定の品々でどのような「瓶詰めポプリ」を制作するかを考えました。この活動の終了後、11月中に石橋文化センターで「秋のバラフェア」の際に剪定された枯れかけのバラを回収させていただき、その花びらを乾燥させました。12月5日の活動では、この乾燥した花びらを、学生たちが学内の教職員が提供した使用済みの空き瓶に詰めていきました。

アップサイクル:「創造的再利用」とも呼ばれ、素材や形などの特徴を生かし、より良いものへと作り変えるなどすることで、本来は廃棄されるはずの製品に新たな価値を与えて再生させること

石橋文化センターでボランティアの方々が剪定した枯れかけのバラや、茎が折れてしまったバラ
石橋文化センターでボランティアの方々が剪定した枯れかけのバラや、茎が折れてしまったバラ
石橋文化センターのバラの花びらを乾燥させて作ったポプリの材料
石橋文化センターのバラの花びらを乾燥させて作ったポプリの材料
香りを確認しながらポプリを制作する学生たち
香りを確認しながらポプリを制作する学生たち
絣で瓶の装飾方法を考える学生たち
絣で瓶の装飾方法を考える学生たち
ポプリ制作風景
ポプリ制作風景
ポプリ制作風景

ポプリを制作する際には、乾燥させたバラの香りに、アロマオイルの香りを加えました。学生たちは、7種類の異なるアロマオイルを装飾用の木製チップに含ませ、どの香りとどの香りを組み合わせたら良いかを検討し、それぞれのグループで好ましいと思われる香りのレシピを決めて、ポプリを制作していきました。ポプリの瓶は、久留米絣の店舗「風のおくりもの」さんの方で衣服制作の際に残った絣の切れ端をとっておいていただき、これを装飾に使用しました。

完成したポプリは、学生たちが普段お世話になっている学内の事務や、市役所、アルバイト先、介護施設などに配りました。配布の際には、学生たちが作成した「フラワーロス」の問題に注意喚起を促すカードを添え、ポプリを見た人に、環境の大切さについて考えてもらえるようにしました。

学生たちが完成させたポプリ
学生たちが完成させたポプリ
学生たちが完成させたポプリ
学生たちが完成させたポプリ
学生たちが完成させたポプリ