📮KURUME LETTER
📝学び
学生が商工会の企業PRポスターを制作
久留米南部商工会では、「匠シリーズ」と銘打ったPR事業の一環で、昨年度、会員である中小企業の経営者を紹介する冊子製作を行いました。今年度は、第2弾として、本学学生も演習講義(担当:中村寛樹 基盤教育研究センター教授)の一環として参画し、PRポスターを制作しました。
ポスター制作過程において、学生は、対象企業の調査を行い、経営者への取材やポスター用写真の撮影に同行しました。また、久留米南部商工会の職員さんによるファシリテートのもと、各ポスターのキャッチコピーなどを検討するワークショップを複数回実施し、さまざまなアイデアを提示しました。
学生がこの事業に参画した背景には、各企業の事業・サービスをPRすること以上に、事業を営む「人」と「地域」に焦点を当て、「ありのまま」の「魅力」と「価値」を学生の視点で発掘し、それらを実際のポスターを通じて少しでも多くの人に感じてもらう、という目的があります。
本事業を通じて、学生にとっても、自分たちの「地域」およびそこで事業を営む「人」を改めて知り、見直す貴重な経験となりました。
新聞社からの取材も受けた荒木優希さん(文学部情報社会学科1年)は、「キャッチフレーズ作成にあたって、経営者の方々の事情などを知り、事業内容とうまく組み合わせることはできないかを考えました。単純な言葉でも、見る側になって考えれば創造の幅は広がり、また経営者側からしてもうれしくなるような言葉選びを意識しました」と製作を振り返りました。
採用されたキャッチフレーズ :「老いる(OIL)ことなくこれからも」「赤子泣き止む鬼の面」