📮KURUME LETTER
📝学び
文学部情報社会学科2年生による「情報社会実習演習」成果発表会を開催
1月8日、文学部情報社会学科で、2年次に開講されている「情報社会実習演習」の集大成として、動画制作による成果発表会が開催されました。
情報社会学科では、「現代社会の動向把握と課題解決をめざし、情報を集め分析し発信する総合的な探求能力を磨く」をディプロマポリシーに掲げています。その中心的な授業となるのが「情報社会実習演習」です。
この授業は、2年次の1年を通して、ゼミごとに研究課題の設定、調査の実施と分析、さらに研究成果を報告書や動画にまとめるというものです。ゼミ生が主体となって研究プロジェクトを進めることで、実社会においても必要とされる総合的な能力が身に付き、学生たちが飛躍的に成長する機会となっています。
発表内容
本年度は以下のようなタイトルの発表動画が制作されました(一部抜粋)。
- AIについての意識 ~気づかぬ脅威~
- 街のレストランから食卓へ ~株式会社ピエトロのお客様第一としたファンベース経営を事例として
- 水族館の役割と課題について~マリンワールド海の中道でのインタビュー調査を元に
- グリーンツーリズム調査報告
- 河川と環境・河川と観光 ~エコ・ツーリズムの観点から~
- 久留米地域における河童イメージに社会的立場が与える影響
各ゼミが個性豊かな研究成果を披露する中で、優秀賞を獲得したのが、石橋ゼミの「AIについての意識 ~気づかぬ脅威~」でした。石橋ゼミは、大学生を対象としたアンケート調査(サンプル数:536件)を行い、大学生のAI利用のと意識の実態を明らかにしました。情報社会の直面している課題について、正面から取り組んだ成果が高く評価されました。
学生からは、「最初は不安でしたが、1つ1つ、自分のできることが増えていくことが感じられて、自信が付きました」「1年間の調査を通じて、研究する面白さを体験できました」、「ゼミで1つの成果を作り上げていく中で、自分や友だちの今まで知らなかった魅力を発見できました」といった感想が寄せられました。
文学部情報社会学科では、今後もこうした実践的な学びを通じて、学生たちが自信を持って社会で活躍できる力を養成していきます。