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文学部国際文化学科の学生がヨーロッパの大学で久留米史についてプレゼン 元留学生と交流
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文学部国際文化学科の学生がヨーロッパの大学で久留米史についてプレゼン 元留学生と交流

文学部国際文化学科の中原透也さん(3年)が、同学科の大場はるか准教授の海外調査に同行し、オーストリアのインスブルック大学歴史学科の授業で、久留米史に関するプレゼンテーションを行いました。(写真はインスブルック大学でCoil型授業について説明する大場准教授)

中原さんは、昨年大場准教授が実施したドイツのパッサウ大学とのオンライン同時双方向型授業で学んだ久留米のドイツ兵俘虜の歴史や、ブリヂストンやムーンスターといった企業のことについて、3年間学んだドイツ語を駆使して説明を行いました。

授業に参加したオーストリアの学生たちは、今年の4月から大場准教授のゼミとドイツのパッサウ大学のクラスと一緒に日欧交流史に関するオンライン同時双方向型授業(英語でのCoil型授業)に参加するため、4月から一緒に学ぶ日本の学生がどんな町で普段過ごしているのか、久留米にどんな歴史があるのか、興味津々の様子で中原さんの話を聞いていました。

プレゼンする中原さん
プレゼンする中原さん
追加説明する大場准教授
追加説明する大場准教授

インスブルック大学での発表後、中原さんは大場准教授とスイスのチューリヒに移動し、以前に久留米大学に留学していたチューリヒ大学の元学生たちと交流しました。チューリヒ大学で日本史を学び、久留米大学の大学院に留学していたユーディット・フレーリヒ先生は、中原さんを自宅に招き、お子さんが通うスイスのギムナジウム高校の歴史の授業も参観させてくださいました。

ユーディット先生のお宅にて
ユーディット先生のお宅にて
授業参観先のギムナジウム高校
授業参観先のギムナジウム高校

中原さんは、ユーディット先生の他、2018年度に熊本大学の交換留学生として来日し、大場准教授のゼミでも科目履修生として学んでいたシュテファン・ブルーインさんとも交流しました。中原さんは、シュテファンさんとチューリヒ大学附属図書館で図書館員を勤めておられる神谷さんと図書館内で交流したあと、シュテファンさんにチューリヒの旧市街を案内してもらいました。

チューリヒ市街を歩くシュテランさんと中原さん(右)
チューリヒ市街を歩くシュテランさんと中原さん(右)

同行した中原さんはプレゼンを振り返り「外国語、特にドイツ語での発表は初めてで、不安もありました。実際に終えてみると、多くの改善点に気づく良い機会になりました。特に発音や声量は今後さらに磨いていきたい部分です。今回の経験を通じて、自分のドイツ語力がまだ足りていないことを実感し、もっと勉強しようという意欲が湧きました。将来的にはドイツ語圏への長期留学を目指しており、そのためにも語学力を高めていきたいと考えています。今回の発表では力不足を感じる場面も多かったですが、先生の助けを借りながら何とかやり遂げることができました。今後は語学力をさらに高め、長期留学の実現に向けて一層努力を重ねていきたいです」と話してくれました。