📮KURUME LETTER

『KURUMEビジネスコンテスト 最終審査会』文学部心理学科の学生が優秀賞受賞!! のコピー のコピー
START-K 『KURUMEビジネスコンテスト最終審査会』
久留米市を中心に50件超のエントリーがあった『START-K ビジネスコンテスト』の一次審査を通過し、最終審査に進むファイナリストが決定。
2月22日(土)、久留米シティプラザにて、『S-1グランプリ(学生部門)』5者、『K-1グランプリ(社会人部門)』6者、計11者のファイナリストたちが、最終プレゼンテーションに挑みました。
本学からは次の3者がファイナリストに選ばれ、最終審査会に挑み、チーム【きたいし】(文学部心理学科 石倉滉人さん)が、見事に優秀賞を受賞しました。
◆START-K 『KURUMEビジネスコンテスト』https://start-k.com/top
主催:株式会社久留米ビジネスプラザ
協力:久留米市 新産業創出支援課
運営:有限責任監査法人トーマツ
■S-1グランプリ(学生部門)
◎Chotto 〔優秀賞受賞〕


エントリー名 【きたいし】
◎Chotto 〔優秀賞受賞〕
〔プロフィール〕久留米大学の学生チームです。 学部も性別も出身も、何もかも違う私たちの共通点は不登校だったこと。 私たちのプランは、不登校当事者とその親の悩みに経験者がダイレクトに回答、寄り添って、多様なキャリアを構築することを目指すものです。 私たちの経験が役立つことを信じて一生懸命取り組みます!
文学部心理学科4年の石倉滉人さんは、自身がビジネスプランを考案したきっかけについて、「先輩の紹介で中村寛樹教授の授業『地域学演習(アントレプレナーシップ)』を履修したこと」と振り返ります。この授業を通じて、「起業は特別な人だけのものではなく、『悩みを解決したい』という意志があれば誰でも挑戦できる」と考えるようになり、「自分にもできるのでは」との思いが芽生えました。
さらに、同じ授業で出会った社会福祉学科2年の北里美弥さんの存在も大きかったといいます。以前から社会課題の解決に向けて活動していた北里さんの姿勢に勇気づけられたことで、石倉さんは本格的にビジネスプランの構想を進める決意を固めました。
こうして生まれたビジネスプラン『Chotto』は、不登校当事者やその親に勇気を与えることを目的とし、従来の支援とは異なるアプローチを取っています。「悩んでいる人の背中を少し押す」、「一歩踏み出す勇気を手助けする」、「つながることで安心できる」といった想いが込められています。不登校当事者の声を取り入れながら、多くの方々の協力を得て形になりました。特に北里さんは、企画や資料作成、ヒアリングなど多方面で尽力し、プロジェクトの実現に大きく貢献しました。
その結果、『Chotto』は、経験者がサービスを提供するという独自性が評価され、受賞につながりました。
石倉さんは、一般企業への就職を予定しており、今後すぐに起業する予定はないものの、不登校問題は重要な社会課題であると考えています。今後も焦らずプランのブラッシュアップを進め、実現に向けた道を模索していきたいと語りました。
◎マイナースポーツのためのスポーツ用品専門オンラインショップ


エントリー名 【久留米大学商学部 福永ゼミチーム A】
◎マイナースポーツのためのスポーツ用品専門オンラインショップ
〔プロフィール〕久留米大学商学部福永ゼミチームAです。(商学部:大倉聡一郎さん、本松愛富さん、平山航成さん) ベンチャー企業の研究をしています。スポーツが好きな3人が、今回の企画を練りました。
チームを代表して、商学部の大倉さん(写真右)は、現在アメリカンフットボールに取り組む中で、マイナースポーツの市場の小ささを実感し、仲間とともにビジネスプランを考案しました。その想いを形にするため、今回のコンテストに参加し、優勝も視野に入れて挑戦しました。
しかし、プレゼンテーションを通じて、ビジネスプランやチームの想いを的確に伝えることの難しさを痛感したと語ります。それでも、今回のイベントで多くの経営者などとの出会いがあり、新たな視点を得る貴重な機会となりました。
大倉さんは、「今回の経験を活かし、さらにビジネスプランをブラッシュアップして、在学中に起業したい。そして、マイナースポーツを日本に広めるために全力を注ぎたい」と、今後の展望について熱く語りました。
◎ドアtoドア ‐地元を身近に‐


エントリー名 【Local Bites ‐地元の一口‐】
◎ドアtoドア ‐地元を身近に‐
〔プロフィール〕私たちは久留米大学の学生です。将来の一環として参加しました。私たちは地元のものをPRしたいという想いが集まった3人です。地元はみなバラバラですが、PRしたいという気持ちは一緒です。
文学部情報社会学科2年の中原詩穏さん(写真左)は、ビジネスプラン考案のきっかけについて「中村寛樹教授の授業『地域学演習Ⅱ(地域アントレプレナーシップ応用編)』でした」と振り返ります。地域に関わることがしたいという思いから、学年の異なる3人が集まり、チームでの取り組みがスタートしました。
今回のコンテストへの参加を通じて、中原さんはビジネスの難しさを実感したといいます。「ビジネスというのは完璧ではないと思いました。最初に考えたプランも、良いと思っている一方で必ず不備がみつかり、そこからまた新しいアイデアを加えて、ブラッシュアップする。その繰り返しでした」
何度も改善を重ね、発表までたどり着いたことへの達成感を味わう一方で、「まだやれることがあったのに」という悔しさも残ったと語りました。
■久留米の学生の取組紹介
ビジネスコンテストに続き併せて行われた、「久留米の学生の取組紹介」では、先進的なプロジェクトに取り組む久留米大学、久留米工業大学、久留米高専の団体紹介で、久留米大学 経済学部 野崎竜太郎教授のアクティブ・プログラムを受講する学生が、以下の発表を行いました。
『アビスパ福岡×エイジェック×久留米大学 南部エリアの集客UPプロジェクト』


経済学部 吉田潤平さん、成瀬健翔さんは、『アビスパ福岡×エイジェック×久留米大学 南部エリアの集客UPプロジェクト』で、昨年11月30日のホーム最終戦に「2024シーズン最多の観客動員」を目標に久留米大学生にアンケート調査を行い、課題解決に取り組んだことや「シャトルバス付チケット」の販売を行ったことを発表しました。
◆アビスパ福岡「久留米市応援デー」を学生らが支援 https://www.kurume-u.ac.jp/social/topics/6729b43b020637a55219583b/
『D&I サッカーフェスタ in 久留米』


経済学部 末岡ひばりさん、谷口瑠依さんは、『サッカーフェスタ』で、発達障害を持つ子どもたちの社会適応力を育み子どもたちの未来をサポートすることを目的に「サッカーフェスタ」に参画し、ミニゲームコーナーやキッチンカーの選定、当日の会場設営や受付など行ったことを発表しました。
◆久留米大学とアビスパ福岡が連携!『D&I サッカーフェスタ in 久留米』開催https://www.kurume-u.ac.jp/social/topics/67660b98fe1d497fba1b7a59/


■KURUMEビジネスコンテスト 最終審査会
<審査員>●NES株式会社 取締役(三井住友信託銀行 元副会長執行役員) 野口 謙吾 氏 ●合同会社 YOHAKU-DESIGN 代表(佐賀県上峰町 元副町長)西田 明紀 氏 ●株式会社筑邦銀行 営業統括グループ 地域連携チーム 主任調査役 柳 充 氏 ●株式会社トータルオフィス・タナカ 代表取締役社長 田中 美智子 氏 ●久留米市 商工観光労働部 新産業創出支援課長 鶴久 哲志 氏
久留米大学 基盤教育研究センター 中村寛樹教授 インタビューhttps://start-k.com/information/Qvnev6e-