📮KURUME LETTER

医学生研究:Case Report としてKurume Medical Journal に掲載
🔬研究

医学生研究:Case Report としてKurume Medical Journal に掲載

現6年生諸井佳菜子(2023年3月10日卒業)さんが、医学科3年次カリキュラムRMCP(実習)で行った研究:「An Extremely Rare Case of Intestinal Malrotation with an Absent Inferior Vena Cava(腸回転異常症と下大静脈欠損症を合併した稀な一破格例)」を論文化し、2022年12月、Case ReportとしてKurume Medical Journalに掲載されました!An Extremely Rare Case of Intestinal Malrotation with an Absent Inferior Vena Cava (PDFファイル)(3.66MB)

諸井さんは2年次の2018年度系統解剖学実習で遭遇した破格に関心を持ち、3年次のRMCPにて解剖学講座の配属となり、更に詳細な観察と所見を深め、発生学的な考察をもとに、RMCP後の2019年11月9日 (土曜日)開催の「日本解剖学会 第75回 九州⽀支部学術集会」にて、学生セッションで発表をしました。

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今回は、2年生の実習で興味関心を持った内容を、3年生のRMCPで学びを深め、継続的に研究した事例になりますが、意欲さえあれば、早期に研究する「RMCP」という機会を、大いに生かすことできます。

配属先の先生方、熱心にご指導いただきましてありがとうございました。

(指導担当/解剖学講座(肉眼・臨床解剖部門):渡部功一教授、田平陽子講師)

*RMCPとは(Research Mind Cultivation Program)

早期から医学研究を経験し、研究への意欲向上、医学生としての誇りを持つことにより、グローバルかつ探求心を向上させることを目的とし基礎分野と臨床分野の45の研究室に分かれ、研究を通して医学の基礎的な知識を学びます。基礎分野の研究室では、実験や解剖など通常の授業では体験できない難しい手技を学びます。臨床分野では、病院で働く先生の仕事ぶりを間近に見ながら実際の臨床現場を体験します。国内の他大学・研究機関や海外の大学で研究できる機会もあります。プログラムの成果は、担当の先生の指導を受けながらポスターにまとめます。