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【経済学部】取越達哉教授が「証券経済学会年報 優秀論文賞」を受賞
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【経済学部】取越達哉教授が「証券経済学会年報 優秀論文賞」を受賞

2025年9月2日に開催された「2025年度 証券経済学会 第97回全国大会」において、経済学部の取越達哉教授が「令和6年度 証券経済学会年報 優秀論文賞」を受賞しました。

受賞対象となった論文は『グローバル証券投資における中心性分析』で、同学会の機関誌『証券経済学会年報』第59号(2024年度)に掲載されています。

証券経済学会は、1966年(昭和41年)に創立された日本で唯一の証券経済全般に関する学会で、日本学術会議の加盟学会でもあります。証券に関する理論・歴史・政策など幅広い分野の研究を通じ、学問の進歩と経済の発展に寄与することを目的としています。

論文の概要

近年、国境を超える証券投資の規模は世界的に拡大を続けており、その仲介拠点として国際金融センターの役割は一層重要性を増しています。

では、どの国が国際金融センターとして高い地位を占めているのか。その地位は何によって決定されるのか。これらの問いは学術的にも実務的にも高い関心を集めながら、研究の蓄積は必ずしも十分とは言えません。

本論文はこの問いに対し実証的に分析を行い、国の豊かさや情報通信技術(ICT)の水準が国際金融センターの地位を大きく左右していることを明らかにしています。

取越達哉教授 受賞コメント

「この度は優秀論文賞に選出いただき、誠にありがとうございます。このような栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。 ご選考にあたりご尽力くださった関係者の皆様、そして日頃より温かいご指導・ご助言をいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。 本研究が国際金融の発展にわずかでも貢献し、今後の議論の活性化につながれば幸いです。本受賞を励みに、今後も研究に邁進してまいります。」

証券経済学会 第97回全国大会
証券経済学会 第97回全国大会
表彰を受ける取越教授
表彰を受ける取越教授
【受賞論文】グローバル証券投資における中心性分析 (PDF)