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【教員紹介】松永 裕 講師(人間健康学部 スポーツ医科学科)
🧑‍🏫教職員

【教員紹介】松永 裕 講師(人間健康学部 スポーツ医科学科)

自己紹介 松永 裕(人間健康学部 スポーツ医科学科)

人間健康学部スポーツ医科学科の松永 裕(まつながゆたか)です。

小学生から大学まで水泳をやっていました。その中で「どうやったら自分が強くなれるのか、速く泳げるのか」というとことを突き詰めたいと思い、大学ではスポーツ科学を学ぶことができる学部学科に進みました。 大学で新しい知識を身につける中で、特に運動や栄養摂取が身体に与える影響やそのメカニズムに興味を持ち、大学院では運動生理生化学・スポーツ栄養学の分野で研究を行うようになりました。 

学位取得後は、食品関係の企業で健康・栄養に関する研究員として、サプリメントの効果などに関する研究に携わることができました。目指していた道に進むことはできましたが、研究者として生きていきたいという思いに加え、後進(学生)の育成にも関わりたいという思いを抱くようになり、大学での研究職という道に進むことを選びました。 

関東のいくつかの大学で教鞭を取った後、この久留米大学で「スポーツ栄養学」「運動生理・生化学」の分野の授業を担当させてもらえることになり、今に至ります。 

はじめての九州・久留米ですが、食事も美味しいですし、過ごしやすいところだと感じています。スポーツ支援に関わる学問を学ぶ学科という特性もあるのでしょうか、学生さんも真面目で真剣に授業を聞いてくれていますし、先生同士の仲も良く、また医学部もある恵まれた研究環境で働かせてもらっています。 

スポーツ栄養学の授業で
スポーツ栄養学の授業で
講義する松永先生
講義する松永先生

担当科目について

主に「スポーツ栄養学」「運動生理学」といった科目を担当しています。

  • スポーツ栄養学 
  • 栄養と健康
  • 基礎スポーツ医科学(身体の構造と機能)
  • 運動生理学実習
  • 水泳 など


スポーツ医科学科で行ったアンチエイジング教室での一枚
スポーツ医科学科で行ったアンチエイジング教室での一枚
アンチエイジング教室で行った「運動と栄養の関係性」についての講義
アンチエイジング教室で行った「運動と栄養の関係性」についての講義

専門分野:運動生理生化学、スポーツ栄養学

研究テーマ (参考:研究者紹介ページ

  • 運動によるタンパク質消化吸収系機構の変化とそのメカニズムの解明 
  • BCAA摂取がトレーニング休止に伴うミトコンドリア減少を抑制するメカニズムの解明

小中高校では授業の時間割やカリキュラムが決まっていますが、大学は自分で授業を組み立てることができます。授業の内容も各大学・各教員によって違っており、幅広く自由度の高い学びの場が提供されています。そんな大学で、自分が知りたいことややりたいこと、将来につながることを見つけ、熱心に学んでもらえたらと思います。スポーツ医科学科にはさまざまな分野があり、魅力ある先生がたくさんいますので、目標を定め、面白いと思えるものに是非出会ってほしいです。

ゼミ(スポーツ栄養学研究室)の活動について

今は、3年生と4年生のゼミを担当しています。私が専門にしている「栄養」は、学びの一つのフィールドですが、何を論文の題材にするかは自由で、教員から与えられたものではなく本人がやりたいと思ったことを研究してもらう形にしています。 

興味のある論文を読み込み、先行研究では何が分かっていて何が分かっていないのか、分からないことの中で自分は何に着目して研究するのかなど、研究テーマも自分で設定します。各々の興味に対して、人とは違う視点で眺め、独自性のある研究を進めてほしいと思っています。

ゼミでの様子(興味のある論文について読み解き解説する学生)
ゼミでの様子(興味のある論文について読み解き解説する学生)
ゼミの学生たちと
ゼミの学生たちと

受験生へのメッセージ

高校生の時点で将来の目標を明確に定めるのは難しいと思いますが、「今やりたいことは何か、どういうことに興味をもっていて、これならしっかり頑張れる」というものを持って大学への歩みを進めてほしいと思います。大学選びに迷ったら是非久留米大学に入ってくださいともお伝えしたいです。

それと、学びだけでなく、仲間を作ることも大切にしてほしいことの一つです。私がやっていた水泳は個人種目で自分との闘いがメインのスポーツだと思われがちですが、試合に至る過程では、たくさんの仲間と練習を盛り上げながら、きつい練習をこなしていきます。それは仲間がいたから乗り越えられたものですし、試合に勝つことを目指して困難を共にした友は今でも、いろいろなことを言い合える大切な財産となっています。是非、部活動やサークルで同じ「好きなこと」に共感できる仲間づくりも目指してもらえたらと思います。

好きなもの、はまっているものなど

大学の授業の一環でやるようになった「モルック」というスポーツにはまっています。このスポーツは、12本の木製のピン(スキットル)に対して、モルックと呼ばれる棒を下手投げして倒し、得点を競うものです。先に50点となった方が勝ちとなるゲームですが、50点を超えてしまうと25点に戻ってしまうため、50点になるまでどういった倒し方をしていくかという戦略的な要素もあり、みんなで楽しめ非常に盛り上がります。 

あとは、私が”酒処”新潟出身だからでしょうか、食事に行き、そこで美味しいお酒に触れることが楽しみの一つです。久留米にはラーメンや焼き鳥といったお酒に合う美味しいものがたくさんありますので、誘惑に負けて食べ過ぎないよう気をつけます(笑) 

モルックのピン
モルックのピン
倒したピンの数字(1~12)がカウントされていく
倒したピンの数字(1~12)がカウントされていく

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