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商学部近江教授が日本環境学会賞を受賞
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商学部近江教授が日本環境学会賞を受賞

商学部近江貴治教授が、2023年度日本環境学会賞(研究奨励賞)を受賞し、6月22日に開催された「日本環境学会 第50回研究発表会/学会設立50周年記念シンポジウム」において表彰式が行われました。

近江教授は、日本環境学会の運営委員や幹事を歴任し、長年にわたり学会の運営に貢献してきました。また、学会誌『人間と環境』において、国内外の環境問題に関する記事や書評を複数執筆し、学会研究発表会では多数の口頭発表を行ってきました。さらに、シンポジウムのコーディネーターや共同研究プロジェクトのメンバーとしても活躍し、その研究活動への貢献が大きく評価されています。

特に学会で注目されたのが、2023年9月に白桃書房より出版された近江教授の著書『脱炭素物流 地球を守るリアルな政策・技術の選択』です。この書籍は、地球温暖化対策の緊急性を訴え、物流分野におけるCO2排出削減の具体的な方法と実効性のある対策を詳細に論じています。物流の現状を的確に把握し、排出量の管理と削減に関する政策的アプローチを提言する内容は、多くの研究者や業界関係者、政策担当者にとって貴重な指針となるものです。

このような優れた研究成果が高く評価され、日本環境学会賞(研究奨励賞)の受賞に至りました。

近江教授のコメント
これまでの研究や学会活動を評価していただき、とてもうれしく思っています。環境問題の研究は現実を直視することが重要ですので、これからも実践的な研究に取り組んでいきたいと思います。