【医学部医療検査学科：旭町キャンパス】出前授業のご案内

当学科の前身である医学部附属臨床検査専門学校は、1968年に医学部附属衛生検査技師学校として創立され、二度の改称を経て、2023年には55周年を迎えました。これまで医学部附属の大学病院に併設された学校として、臨床の現場で医療チームの一員として活躍できる臨床検査技師を育成してきました。

医学・医療の進歩は目覚ましく、近年ではバイオサイエンスやデータサイエンスの活用が医療現場でも必要とされています。このような背景から、臨床検査技師に求められる最先端の医学知識と高度な検査技術の教育の必要性が高まっており、2024年4月、医学部内に「医療検査学科」を開設いたしました。私立大学として初の「医学部に設置された臨床検査技師養成学科」となりました。

これまで臨床検査専門学校で培ってきた実践力のある臨床検査技師を養成する「メディカルテクノロジー（臨床検査、医療技術）」教育をさらに発展させることに加え、久留米大学の特色を活かした「ヘルスサイエンス（健康科学）」教育を提供することにより、『メディカルサイエンス』に精通し、時代の変化や多様で高度な医療のニーズに対応できる次世代型臨床検査技師を養成します。

臨床検査技師という職業は、医療施設で働いているにもかかわらず、認知度が低いのが現状です。これは、臨床検査技師が医師や看護師に比べて、患者さんと直接コミュニケーションを取る機会が少ないためです。しかし、臨床検査技師は病気の診断や治療に必要な検査を行い、時にはデータに基づき医師へ助言するなど、大変重要な役割を担っています。

当学科では、臨床検査分野への興味を深めていただくことを目的に、出前授業を随時受け付けております。出前授業を通して、生徒の皆さんの進路選択や知識・情報の取得のお役に立つことができれば幸いです。教職員一同、心よりお待ちしております。

広報委員長　棚町　千代子

出前授業を行います。

臨床検査技師の仕事内容、医療検査学科での学びの特徴など、その他ご要望に応じて授業を行います。